●COMMENT
こいつは何とも贅沢なバイクだ。50年代〜60年代に英国車が名を馳せていた頃に絶賛されていたフェザーベッドフレームをグッドマン社が制作、トライアンフの空冷4ストOHV2バルブ2気筒エンジンを搭載し、グリメカ製フロントドラムブレーキやアルミタンクを奢る、まさしく本物の英国車だ。
スタイルは当時のカフェレーサーをイメージしたもので、低く構えたセパレートハンドル、横ステッチの入ったシングルシート、ショートタイプのフロントフェンダーで雰囲気を出している。
本物のパーツで作り上げられた本物の英国ビンテージであるため値は張るが、フェザーベッドフレームのしなやかな操安性と、トライアンフの2気筒エンジンの味は何にも変えられない悦びを感じることができるだろう。しかもこれが現代に新車で味わえるとはなんと素晴らしいことだろう。
●CUSTOMのツボ
本物のビンテージ路線のデザインを追求したせいか、若干バランスの悪い部分も見受けられる。その辺を修正していくことで、普遍の美しさも兼ね備えたバイクとなるだろう。
まず、ノートンを彷彿とさせる美しいアルミタンクの流れに反した、角張ったシートカウルを交換したい。流れるような三次元曲線のタンクのラインに合わせて、DUCATI 900SS TYPE IMOLAのシートカウルのような形状を採用したい。できればオリジナルと同様、アルミ製で。
合わせて、流麗な感じを止めている横ステッチのシート地も、ステッチのないものにしたい。
それから、そっけないマフラーも形状変更したい。トラのエンジンなのでトラタイプでもいいし、全体のイメージからNorton、BSA形状でも似合う。アクセントを付けたかったらTHRUXTON VENOMのようなフィッシュテールマフラーでも映える。
あとは、若干フロント周りが貧弱なので、フォークブーツをつけてデザインに安定感を持たせた方が、全体の印象が締まるはずだ。
元からカスタムバイクのデザインをしているので、惜しみなくそのスタイルを追求していった方がTRITONのキャラクターにも合っている。でもその際、安物のニセモノのパーツを使うと、せっかくのバイクが形無しなので注意。高いバイクはカスタムにもお金がかかるのだ。
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