●COMMENT
激戦区の250ccクラスシングルにSUZUKIが投入したのがVoltyだ。セオリー通りスポークホイールやクラシカルなリアサスなどを採用し、メッキパーツを多用したネオクラシック路線で、鞍型フロントシートとカウルつきリアシートで組み合わされるセパレートダブルシートや、3次元曲線で設計された丸いタンクが、一見してVoltyと分かるアイデンティティーだ。
ラインナップは多岐に渡る。ボディカラーやシート地も黒色のType Iをベースに、黒色以外も選べ、タンカラーのシート、立体エンブレムのついたサイドカバー、フロントブレーキアジャスト機能などを盛り込んだType II、キャストホイールにチューブレスタイヤ、リアキャリア、センタースタンドを採用したビジネス向けのType C、そしてダブルシートに折り畳み式リアキャリア、タンクに付いたメタリックの立体エンブレム、丸みを帯びたサイドカバーが特徴のType Tと4つのバリエーションを揃えている。
超軽量で取り回しの楽な小柄なボディ、全体的に丸いデザイン、低速でかなり粘ってエンストしにくいエンジンや同クラスと比較しても軽いクラッチなどで、女性に人気がある。またType Iで29万9000円という驚異的な安さも魅力だ。
●CUSTOMのツボ
ストリート系ではカスタムしないと始まらないバイクだ。カスタムベースならType Iでよい。差額をカスタムに回そう。
Voltyの場合、Voltyらしい部分を排除することから始まる。特徴的だがストリートではかわいすぎるシートは必須項目だ。フレームがかなり短く、フロントフォークもオフ車のように直立気味なので、もっと薄く低いシートで長く見せよう。
タンクは、活かすか交換するかを選択する。活かす場合はクール系は狙えないが、オリジナリティのあるトータルデザインが可能。特にトラッカーカスタムやディープクラシック路線にはよく似合う。交換する場合は、同じSUZUKIのGN125E用がお勧め。社外品より形状が美しく、しかも無加工で取り付けられる。
あとは古くさいラッパマフラーを交換しよう。Voltyはエンジンからの排気ポートが2つあるので、2本出しにもできる。同じく古くさいテールランプも交換必須だ。
ショートストロークエンジン&排気2ポートのおかげで、高回転を維持した走りでもエンジンはタレない。振動は80km/h以下ではほとんどないため、意外に長距離ツーリングでも疲れにくい。この特徴を活かして走りの方を煮詰めるカスタムもおもしろそうだ。
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