●COMMENT
このSAVAGE LS650のエンジンは今ではTEMPTER650に流用されているが、元はSAVAGE用に専用設計されたものだ。直立した個性的なエンジンは落ち着きあるフィーリングで、最高出力は650ccにも関わらずたった30馬力ながら、3000回転という低回転で最大トルク4.5kg-mを発揮するセッティングとなっている。

1986年に登場するも、翌年ボア&ストロークを縮小したSAVAGE LS400を発売し、そちらが人気車種となったこともあって、輸出専用モデルとなった。しかも現在ではその輸出モデルも生産中止になってしまい、残念ながら新車の購入は不可能だ。


●CUSTOMのツボ
デザイン的に、エンジンの形状が元々アメリカン向きではないので、如何ともしがたい。フレームとシート配置から、ビラーゴのようなライトチョッパースタイルを目指すのがオーソドックスだが、ビラーゴと同じく車体が短いので、チョッパースタイルにしても滑稽になってしまうのが難。

また、年式によってハンドルが一文字のものとアップチョッパー気味のものがあるが、車体が短いのにアップチョッパーだとますます短く見えるので、SAVAGEの場合は一文字の方がバランスがよい。加えてシーシーバーも外した方が低く見えてスタイリッシュだ。

そもそもアメリカンの基本である「LONG&LOW」を追従できないフレーム形状なので、低いシート高とエンジン特性を活かして、ツーリングなど実用的に使うのがキャラクターに合っているだろう。

●エンジン・性能
エンジン 空冷4サイクルOHC4バルブ単気筒
総排気量 652cc
ボア×ストローク 94mm×94.0mm
最高出力 30ps/5500rpm
最大トルク 4.5kg-m/3000rpm
始動方式 フルトラ・セル
タンク/リザーブ 10Litter/-
オイル容量 -
燃費 -
最高速度 -
0-100km/h加速 -
●寸法・重量
全長 2195mm
全幅 690mm
全高 1080mm
シート高 650mm
ホイールベース 1480mm
乾燥重量 160kg
●変速機 5段リターン
●タイヤ 前:100/90-19 後:140/80-15
●価格 49万9000円(1986年)